■みかんの丘

10月8日の調理師試験が終わったら(合格発表は11月30日です)、ぜひ見に行こうと思っていたグルジア映画を観にいきました。

そういえば、日本では昨年からジョージアって呼ぶようになったんですよね。
グルジアの大使館から、「ロシア語的なグルジアではなく、英語的にジョージアって呼んでね」って言われて、呼び方を変えたんです。
グルジアの人たちは自分の国の事を「サカルトベロ」って呼んでますけどね。

ジョージアは2010年の自分の誕生日を過ごした思い出の場所であり、かなり好きな国の一つです。
わずか2週間しか滞在していないにも関わらず、思い出はあふれるほどあります。
マイナー調な暗めの音楽が、バスの中などでよくかかっていて、それがまたこの国の景色やら雰囲気とすごくマッチして、メランコリックな空気なのに私のテンションはすごく上がるという不思議な国ジョージアでした。

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クタイシという町で民泊させてもらっていた家で、家族とゲストと一緒にご飯を食べるとき、ご主人が私に気を使って日本語の歌をかけてくれるのですが、それはかなり昔の「NHKみんなのうた」で、「アーイアイ、アーイアイ、おさーるさーんだよー」を聞きながら厳格なディナーをいただく事がシュールすぎて、まるで映画の中にいるような気持ちになったのも良い思い出です。



さて、今日観た映画は「みかんの丘」と「とうもろこしの島」の2本です。



「みかんの丘」、本当に素晴らしいです。
主人公はエストニア人ですが、ジョージアとアブハジアとチェチェンとロシアの関係を知ってからこの映画を観ることをオススメします。
そうじゃないとこの映画の良さが伝わりません。
戦争の理不尽さが、わずか87分の中で素晴らしく表現されていて、胸の詰まる思いですが、私の好きな映画です。

「とうもろこしの丘」、こちらは衝撃的でした。
こんな終わり方なのーーー?!って、しばらく呆然としました。
こちらもアブハジアとジョージアの紛争の中での話しなのですが、アブハジア人の少女の気持ちや、大自然の営みなどに重きを置いています。
ストーリーはぜんぜん違うけど、つげ義春の「紅い花」とダブったシーンがあり、おそらくこのアブハジア少女は初潮を迎えたのだけれど、爺さんと2人暮らしで、初潮や体つきの変化をケアしてくれる人もおらず、そもそも爺さんと2人暮らしなのは、戦争で両親が殺されたからでしょう。それだけでなくあのラスト。切なすぎる映画でした。

東京では、どちらの映画も岩波ホールで11月11日までやっています。


おまけ
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スターリンと私。スターリンはジョージア生まれなんです。

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首都トビリシで私が民泊させてもらったネリダリの家。

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ジョージアって古着天国なんです。古着市などもよく見ます。

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ジョージアのマクドナルド。グルジア語ってまるっとしてて可愛いな。読めないけど。

■コメント

■Re:マヤ [リサ]

私が行った国では、たいがいが紛争・戦争してたな。
日常と戦争は隣り同士だよ。

■Re:みかんの丘 [マヤ]

思い出の国の映画とは感慨深いね。
しかし、戦争と言うのは悲しいかも・・
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リサ婆

現在無職。日本在住。
バーのママ歴
中野で4年
歌舞伎町で12年
海外旅行歴
人生の中で延べ約4年
約50ヶ国
春からカレー屋をやるべく、現在奮闘中。

!注意!お願い!
本文中、イスラム教を国教とした国の事を「イスラム国」と書いたのがたくさん出てきますが、それを書いた時点ではまだイスラム国(ダーイッシュ、ISIS)が無かったため、そのような表記になっております。
ですので本文中にある「イスラム国」は、ISISとは関係なく「イスラム教の世界」「イスラム教を国教とする国」というニュアンスでお読みください。

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