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■政治的な話じゃないけどアサド大統領のこと。

最近日本のニュースではあまり報じられなくなってしまったけど、チュニジアからエジプト、リビアやイエメンやバーレーンやシリアにまで広がった民主化運動。
私は、エジプトとシリアを旅行したことがあるので、これらのニュースには興味がある。

そこでちょっと気になった事。
シリアのアサド大統領。

私が訪れたのは2010年1月~2月。
この頃は街の中いたるところに大統領バッシャール・アサド氏の写真が飾られていた。
ホテルのフロントや商店の中はもちろん、街中あふれていた。
まぁこれはシリアに限らず、おとなりヨルダンでは街中アブドゥラ国王の写真だらけだし、そういう国は他にもある。
アサド大統領の顔は、気弱なお坊ちゃん的な感じでなんとなく頼りなく、私のタイプではなかったし、「この人がホントに一国の大統領?」と思っていた。
そのひときわ大きな写真を入り口に掲げた政府機関は、私のイメージするゲリラのアジトみたいだったし、
その政府機関のガイドは、私が訪れたゴラン高原のクネイトラで露出狂だった。
それはさておき、
バッシャール・アサドはまるで映画の主人公だと思った事がある。

バッシャール・アサドは前大統領のハーフィズ・アサドの次男で、前大統領は長男のバーセル・アサドを後継者に考えていた。
だから父前大統領は、兄弟間の争いがないように、次男のバッシャールをイギリスに留学させ眼科医の勉強をさせていた。
ところが長男バーセルが突然交通事故で亡くなったのだ。
次男バッシャールは留学を中断しシリアに戻り、父の後継者になった。

なんだか映画「ゴッドファーザー」のようだ。
ドン・コルレオーネは長男ソニーを後継者に考えていたので、三男マイケルには学業の道を歩ませていた。
しかし長男ソニーが殺され、その業界に無縁だった三男マイケルがドンの後継者になる。

アサド家は、シリアでは少数派のイスラムシーア派(の一派)で、少数派が多数派のイスラムスンニー派を支配しているのだが、バッシャールの奥さんはスンニー派で、他の宗派との結婚は一般的ではないイスラムの国で、なんだかこういうところもドラマっぽい。

でも、バッシャール・アサドの気弱そうな顔を見てると、とてもゴッドファーザーのマイケルとは違う気がする。
肩書きは大統領でも、父の仲間やしがらみに取り巻かれ、政治に浅いバッシャールは何もできない立場にいると思う。

シリアで2000人の市民が殺されているというニュースを聞くと、たしかにそれは事実だと思うが、「独裁者バッシャール・アサド」が独裁ふるってやっていることとは思えない。
政権が倒れたらバッシャールは死刑になることもあるだろう。
もしそうなれば、取り巻いていた連中も、世界中の誰もかれもが彼を非難するんだろうな。

気弱なお坊ちゃん顔のバッシャール・アサドのことをふと思う今日この頃です。

■コメント

■Re: [リサ]

>マヤ
現実とは、すなわちドラマだね。

>ヒロ
ええっ、軟禁はされてないよぉ。
そういえば旅行中に、ストーリーのわからないドラマに巻き込まれたみたい、ってよく思ったよ。

■Re: 政治的な話じゃないけどアサド大統領のこと。 [ヒロ]

リサさん、凄い体験してるよね~。大統領についてや露出狂、あー、軟禁された恐ろしい体験。まだまだ書きつくせないわ~。アサドより物語みたいだよー!!

■Re: 政治的な話じゃないけどアサド大統領のこと。 [マヤ]

現実の方がドラマっぽいよね。
露出狂事件での冷静なサブちゃんを思い出して笑ったよ!
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リサ婆

現在無職。日本在住。
バーのママ歴
中野で4年
歌舞伎町で12年
海外旅行歴
人生の中で延べ約4年
約50ヶ国
春からカレー屋をやるべく、現在奮闘中。

!注意!お願い!
本文中、イスラム教を国教とした国の事を「イスラム国」と書いたのがたくさん出てきますが、それを書いた時点ではまだイスラム国(ダーイッシュ、ISIS)が無かったため、そのような表記になっております。
ですので本文中にある「イスラム国」は、ISISとは関係なく「イスラム教の世界」「イスラム教を国教とする国」というニュアンスでお読みください。

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