■シリア*ダマスカス(2010年1月31日~)①

「ゴラン高原の露出狂」( 2月1日 )

ゴラン高原は、シリア、レバノン、ヨルダン、イスラエル、に囲まれた複雑なエリアだ。
報道番組で名前だけは知っていた。
1967年から、シリアはゴラン高原をイスラエルに占領されている。

この時、イスラエルは徹底的にシリアのゴラン高原の町「クネイトラ」を破壊した。
女子供を含め町中の住民を殺戮した。

今この町は国連の管轄となっている。

シリア側からこのクネイトラに行ける。
シリアは、この残虐なイスラエルの仕業を人々に知ってもらおうと、建物を当時のまま修復しないで公開している。

シリア政府関係の事務所で許可証を発行してもらえば、クネイトラ近くから政府の人が案内してくれると聞いたので、一人で行ってきた。


許可証を取るための政府の機関は、アサド大統領のひときわ大きな写真が入り口にあったのですぐに分かったが(シリアは国中アサド大統領の写真だらけ)、私の持っている政府機関のイメージとはまったく違った。
少年2人が銃を肩から提げ、入り口を守っている。
他にも複数の男がたむろしている。
どちらかと言うと、私の持っているゲリラ組織の基地のイメージに近い。


許可証を作ってもらい、
ダマスカスから1時間ほどオンボロのマイクロバスで行く。
最後の町から少し走ると人気が無くなり、乗客も私一人になった。
しばらくすると建物があり、そこから政府関係者のはずの男性が、案内人として乗り込んできた。

クネイトラ入り口ゲートでバスから降ろされ、案内人と2人きり、時たま国連の車が通るだけでヒト気のないクネイトラを歩くことになった。

ゴラン高原クネイトラ1
( 前の丘から向こう側はイスラエルに占領されている。丘の上にはイスラエル軍 )

ゴラン高原クネイトラ2
( 映画のセットのような、ひと気のない町 )

ゴラン高原クネイトラ
( ミサイルとはこうもすごいのかと思わせる跡ばかり )


案内人は、国連の車がたまに通るくらいの見通しのいいところで、車が危険だからという解せない理由で手をつないできた。

このパターンはたまに出会う。
信用できないタイプだ。

大丈夫ですと手を振りほどいたら、しつこい事は無かったが、その後の彼の話はずっと下ネタになった。
そういう話は私の好みでは無いと言っても、アラブ人の男がいかに凄いか、自慢を含んだ下ネタを彼はしばらく続けていた。


ゴラン高原クネイトラ4
( 病院の中。人々が避難したという、病院やモスクの破壊のされ方のヒドさが痛々しかった。ミサイルの跡。)


しかし先ほどから、彼はなぜか私の斜め後ろにぴったり張り付き歩いている。
そして何かがわたしの腰の辺りにあたる。
何かと思って見ると、彼はズボンのファスナーを開け、男性のモノを出して、私におしつけていた。
私が冷静に「出ていますよ」と言うと、彼はファスナーが壊れていると言って誤ってきた。
彼はいったんはモノを収めたものの、3分もしないうちまた出していた。
少し休憩しようという彼の意見を却下し、入り口のゲートの位置を彼から探り、警官のいるゲートまでたどり着き、クネイトラを後にした。


ゴラン高原クネイトラ5
( 露出狂とは知らず撮ってもらった写真 )



■コメント

■Re: シリア*ダマスカス(2010年1月31日~)① [マヤ]

ミサイルの跡がリアルで怖い・・
しかし、どこの国にも変態はいるもんだね~。
何事も無くて良かったよ。

■Re: [リサ]

中東は、痴漢が多いことで女子旅行者に有名なんだけど、露出狂は初めて。
露出狂と気づいてから1時間は一緒だったのだけど、パスポートは奴に預かられてるし、その間奴はずっと出しっぱなしだし・・・
でも私が怒ると、一応誤るのさ。
恐怖は感じなかったけど、勘弁してくれって感じ。
ホテル帰って、他の旅行者に話したら、みんな大ウケ。
笑い話しだよ。
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リサ婆

カレー屋歴3ヶ月
バーのママ歴
中野で4年
歌舞伎町で11年
海外旅行歴
人生の中で延べ約4年
約50ヶ国
春から間借りでカレー屋を始めましたが、7月31日閉店しました。

!注意!お願い!
本文中、イスラム教を国教とした国の事を「イスラム国」と書いたのがたくさん出てきますが、それを書いた時点ではまだイスラム国(ダーイッシュ、ISIS)が無かったため、そのような表記になっております。
ですので本文中にある「イスラム国」は、ISISとは関係なく「イスラム教の世界」「イスラム教を国教とする国」というニュアンスでお読みください。

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