■2009年10月

■インド*ダラムサラ

半年前にキルギスで取ったインドビザの期限があと10日に迫ったので、パキスタンからインドに入った。
パキスタンでインドビザが切れると、かなり面倒臭いことになるので、とりあえずインドに来たはいいが、10日以内にインドも出なければならないので、まず、パキスタンとの国境から程近いインドのダラムサラに住む、私の尊敬すべき先輩のN子さんに会ってから、急いでネパールへ出ることにした。

N子さんについて昨年12月に日記に書いたことがある。

N子さんの仕切る日本食レストランは繁盛していた。
N子さんは、やや疲れた感じではあったが、相変わらず美しい女性だった。
前回お会いしたのが15年間。
今は中学生と小学生の娘さんがいる。
15年前には無口でクールでYMOの高橋ユキヒロに似ていたチベット人のご主人は、日本語がかなり上達していて、私の中で、お茶目な感じのイメージに替わった。

亡命チベット人を助けるために一役かっているN子さん。
インドの食材で、日本の味を出すために工夫を凝らし、味噌や納豆を手作りするN子さん。
子育てと仕事を両立させているN子さん。
私にはなかったエネルギーをN子さんからもらった。

N子さんには、在ダラムサラ日本人女性の友人がいる。

なんとその女性Cちゃんは私の知人でもあった。
8年ほど前にインドのバラナシで、宿の部屋が隣だったのをきっかけで知り合ったのだが、
まさか今、ダラムサラにいて、N子さんの友人になっているとは思わなかった。

このCちゃんと私は不思議な縁がある。

インドのバラナシで初めてCちゃんと会った時、彼女は自分がキーボードを弾いているバンドのテープを聴かせてくれた。
ガンジス河に船を出し、船上ライブをやったというそのバンドの音楽に、私は特に心を持っていかれるということはなかった。

数年後、私がやっていたバーに、一人のお客様がレインマンというバンドのミニアルバムを持ってきた。
「秘密基地」というタイトルのそのCDを、一度聴いて、私はすぐにファンになった。
歌詞からすぐに旅好きなことがわかったし、詞の内容は単純なようで深かった。
じきにこのレインマンのボーカルDスケも私のバーによく来てくれるようになった。
Dスケと知り合いけっこうな月日が流れ、Dスケの音楽にさらに興味を持った私は、彼のバンドのCDを初期から聴くことにした。
このバンドの成長ぶりはスゴイ。
さかのぼったら、へたくそだ。
そして気づいた。
インドのバラナシでCちゃんがキーボードを弾いていたバンドは、このバンドだ。

そして、今、Cちゃんと私はダラムサラで再会。
私はこの旅で、Tシャツを2枚持ってきているが、2枚ともDスケが作ったレインマンのTシャツだ。
初めてCちゃんに会ったときは、CちゃんがこのバンドのTシャツを着ていた。
不思議な縁だ。

縁といえば、私はダライラマにも縁を感じる。
ダラムサラは、ダライラマが亡命している地であり、チベット亡命政府のある所だが、ダライラマは世界中を回っているので、ここではたまにしかティーチング(説法会)を行わないらしい。
ビザの関係で、私は急ぎ足でダラムサラを駆け抜けないとならないのだけれど、ちょうど私の滞在期間中に、このティーチングがあった。
私はダライラマから、彼の哲学、宗教、仏教、さらに大乗仏教について聴くことができた。
ダライラマは、ユーモアのある人のいい親戚のおじさんのようだった。

N子さん、Cちゃん、そしてダライラマからもらったエネルギーで、今晩から23日のインドビザが切れる前にインドからネパールに抜けるためのバス移動も、難なくできそうな予感。

■パキスタン*写真②

パキスタン北部は、私のお気に入りだ。
さんざん日記のタイトルに「パキスタン」と書いてきたが、正確に言うとこのエリアはパキスタンではなく、パキスタン管轄のギルギット・バルチスタンというエリア。
日本で売っている地図では、このエリアとインドのジャンムー・カシミール州は、インドにもパキスタンにも属していないことになっている。
インドの地図では、この一帯はすべてインドになっている。
パキスタンの地図ではギルギット・バルチスタンがパキスタン、ジャンムー・カシミールがインドになっている。
ギルギット・バルチスタンの人には、パキスタンの国政に関わる選挙権は無いから、ここはパキスタンとは言えないのかもしれないけど、私の関わったこのエリアの人達は、ここをパキスタンだと認めている。
そんな問題を抱えているパキスタン北部とその周辺の写真。


グルミット
中国との国境から1本道を3時間程車で走った所にあるグルミット。


グルミット
渡るのに、かなりの勇気が必要なグルミット近くのつり橋。


チュプルサン
アフガニスタン国境からほど近いチュプルサン。
山の中では、小さな川には橋がかけられていないことが多い。


チトラールへの道
ギルギットからチトラールまでの1泊2日の行程はかなり美しい、そしてのどか。


スカルドゥまでの道
スカルドゥまでの道で、虹が谷にかかっていました。


パンダール
バスでは女性はいつも前に座らせてもらえます。
込んだバスでも、年配の男性より、若くても女性が優先して座ります。
これは中央アジアでも同じでした。女性優先。


スカルドゥの町
ここも私のお気に入りの街。スカルドゥ。


チトラールのモスク
チトラールも私のお気に入り。
モスクが美しい。


スカルドゥのスウィート屋
カラフルなスウィート屋。
どこの町にもある。


パキスタンのごはん
ごく普通のパキスタンの食堂のごはん。

リサ婆

カレー屋歴3ヶ月
バーのママ歴
中野で4年
歌舞伎町で11年
海外旅行歴
人生の中で延べ約4年
約50ヶ国
春から間借りでカレー屋を始めましたが、7月31日閉店しました。

!注意!お願い!
本文中、イスラム教を国教とした国の事を「イスラム国」と書いたのがたくさん出てきますが、それを書いた時点ではまだイスラム国(ダーイッシュ、ISIS)が無かったため、そのような表記になっております。
ですので本文中にある「イスラム国」は、ISISとは関係なく「イスラム教の世界」「イスラム教を国教とする国」というニュアンスでお読みください。

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