■2009年09月

■パキスタン*写真①

3日前、私もちょいちょい買い物に行くギルギットで最も往来の多い交差点で爆弾テロがあり、死者が出ました。
翌日、その報復と見られる爆弾テロがあり、また死者が出ました。
今日、さらにまたその報復で、乗り合い小型トラックタクシー(通称スズキ。日本のスズキ社の車)が銃撃され、この数日間で複数の死者とけが人が出ました。
パキスタンでは毎日のように爆弾テロがあります。

ギルギットはこんな感じの街です。

デコトラ
パキスタン名物デコトラ。
実物は写真で見るよりかなり迫力あり。


ギルギットのメインロード
ギルギットのメインストリート。
この近くで爆弾テロがありました。


ギルギットのモスク近く
男社会。
女性は街中を歩いたりしません。
女一人で歩いたら、キチガイだと思われても仕方ありません。


ギルギットの宿の近く
毎日顔をあわす警察の人。
こういう車がたくさん街中をパトロールしています。


ギルギットの八百屋
八百屋。
八百屋で買い物するのも男性です。


ギルギットのお気に入りのマンゴジュース屋
マンゴジュース屋。
子供が店番をするのは、当たり前です。


ギルギットの鶏屋
鶏屋。
私が買った鶏を絞めているところ。


ラマダン明けのパーティ
宿の主人イスラールさんが、ラマダン明けの自宅のパーティーに、宿泊客を招待してくれました。


■パキスタン*ギルギット4

一昨日、ラマダンが明けた。
ラマダンは、イスラム教徒が1年に一度行う、日中断食の行事だ。
朝5時頃の日の出から夜7時半頃の日没まで、食べ物、水、タバコ等、いっさい口にしない。
歯磨きすらしない。唾液さえ飲まない。
今年のラマダンは8月の新月から9月の新月まで。
8月23日、ラマダン初日、昼ごろ起きた私も、パキスタンの人達と一緒に、いや、全世界のイスラム教の人達と一緒に実行。
その日の夕方の街は、普段よりかなりにぎやかで、ラマダン中の日没前にだけ出没するパキスタン天ぷら売りの屋台や、蒸し餃子屋があちこちに出ていて、男達が夕食の前菜の天ぷらや餃子を買っている。
これから、家族とともに待ちに待った夜ご飯を食べるのだ。
人々(街には男しか出歩いていないが)は皆楽しそうだ。

私のラマダンは初日1日で終了。
しかし困った事に、ラマダン中は街の食堂はほとんど休み。
宿で自炊するもほとほと飽きたので、この時期もレストランを営業している避暑地フンザへ避難。

フンザの私の泊まった宿周辺には、15人ほど日本人ツーリストが居て、日本では決して出会う事が出来なかったであろう人々と共に、8000m級の山々に囲まれた絶景地であっという間の楽しい2週間を過ごす。

ちなみにフンザは、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」のモデルになっていると15年前にはツーリストの間で言われていたし、今でもそう言われているが、私はそうは思わない。
どちらかというと「天空の城ラピュタ」のイメージに近い。

ラマダン最終日が9月20日だというので、初日を迎えた街で最終日も迎えるべく、ギルギットに戻る。

ギルギットはいつになく盛り上がっていた。
日本の年末を思い出した。
箱乗り定員オーバーの車のやら、荷台でマシンガン構えた警察車やら、4人乗ってるバイクやら。
女性もちらほら歩いている。
複数の女性が街を歩いているのをギルギットでは初めて見たぞ。

ラマダンが明けたら、今度は食べるお祝い。
近所や親戚の家を食べ歩きするらしい。
街中の皆が、新しい民族衣装、新しい靴に着替え、街はかなりハイテンション。
人々の姿が輝いて見える。
どこの家にも銃があるので、実弾を空に向けて撃っている音が響き渡る。


この1ヶ月、年に一度しかないラマダンをイスラム国パキスタンで過ごせたことは、私にはとても素敵な経験だった。
イスラムというものを少しでも知るのに、とてもよい機会となった。
そしてなにより、このラマダン中にもかかわらずパキスタンに居るツーリストは、興味深い人達ばかり。
影響を受けながら、また、情報を交換しながら、人生について、イスラムについて、カシミール問題チベット問題、等々色々考えることの多いラマダンだった。


リサ婆

カレー屋歴3ヶ月
バーのママ歴
中野で4年
歌舞伎町で11年
海外旅行歴
人生の中で延べ約4年
約50ヶ国
春から間借りでカレー屋を始めましたが、7月31日閉店しました。

!注意!お願い!
本文中、イスラム教を国教とした国の事を「イスラム国」と書いたのがたくさん出てきますが、それを書いた時点ではまだイスラム国(ダーイッシュ、ISIS)が無かったため、そのような表記になっております。
ですので本文中にある「イスラム国」は、ISISとは関係なく「イスラム教の世界」「イスラム教を国教とする国」というニュアンスでお読みください。

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