■2009年01月

■中国*雲南省*香格里拉(シャングリラ)

ディチンチベット自治州の中心地、香格里拉。
標高3276m。
(ちなみにここは、昨年、ラサで暴動があったチベット自治区の外です。チベット自治区は隣合わせで、目と鼻の先ですが、外国人のここからのチベットへの立ち入りは禁止されています。)
天気がよく、昼間はとても暖かいので、標高3200m以上あるとは思えないが、坂道を少し登るとかなり息切れ。
やはり高地だ。

麗江から同じバスに乗っていたオーストラリア人の大学生と一緒に香格里拉で宿探し。
香格里拉古城は坂道だらけで、古い石畳がツルツル滑る。
数軒回ったが納得する宿はなく、息切れして疲れ果てた時、目の前にユースホステルが現れた。
2人共、ここに泊まることにした。
初めてユースホステルに泊まったが、これは良いね。

中国のユースは、値段が高いわりに汚ないし狭いので、今まで泊まるのを避けてきたのだけれど、泊まってみたら、これは何かと都合がいいこと多し。

オーストラリア人のリンカーン君と一緒に夕飯を食べながら飲んでるうちに、飲み足りないから宿で飲もう!ってことになった。
ユースには、レストラン兼バー兼団らん所みたいな広く暖かいスペースがあり、帰るとそこに宿泊客達が集っていた。
そりゃそうだ、狭い寝室には暖房もなくテレビもないのだから。
そこは自然にしかしはっきりと、中国人と外国人に分かれていた。
あちらのテーブルには中国人10人程が集まり酒の一気大会をやっており、こちら側のテーブルでは外国人が本を読んだリ、会話をしたり、インターネットをして、個々の時間を楽しんでいる。

私は、これから行く予定の成都に既に行ったリンカーン君から、成都界隈の写真を見せてもらいながら、持ち込みの酒を一緒に飲んでいた。

BGMはジャニスジョプリンやジェファーソンエアプレインなど60年から70年代の音楽。
選曲がいいとリンカーン君も言っていたが、私もそう思う。
欧米人達のその風貌とこのスペースの内装にピッタリな気持ちの良い曲。
たまにチベットの民族音楽であろう曲がかかるのもまたいい。

ユースの人も自ら言っていたが、この中は一つの村だ。
この村は、日当たりのいい中庭を中心に、自然と宿泊客同志が顔をあわせるようにできている。
旅人と知り合える。
旅の情報も得られる。
地元に詳しい宿の人は英語堪能。
なんでも相談できる。
この後成都まで、オーソドックスなコースを取らずに山道を行く私には、バス情報、道路凍結情報が必須。
宿の人が親切に教えてくれた。
ユースホステルは泊まらず嫌いだったが、考え直した。

■中国*雲南省*麗江(リージャン)4

麗江古城にはトイレ大賞をあげたい。
古城にはたくさんのトイレがあるが、全部といっていい、綺麗すぎる。
入口にソファーなどあり、休憩もできる。
中国で、公衆トイレが綺麗でしかも無料なんて、麗江しか知らない。
古城は入場料も取らないのになぜこんなに綺麗?
と思ったら、こういうことだった。
建設以降も掃除人を置き、綺麗を保っているなんて奇跡。

古城トイレ 古城トイレ2

■中国*雲南省*麗江(リージャン)③

麗江、迷路の町。
毎日迷っているが、日々新しい道を見付け、迷い飽きない。

26日の元日、前日もあったはずの階段を、たくさんの地元民が上っていくのを見た。
これは初詣に違いないと、私もそこを上ってみた。
墓地だった。
中には入れてもらえなかったが、それぞれの墓石を綺麗にし、お参りしている様子。
元日には、先祖に挨拶しに行くんだ。。。

元日は思いの外、食堂は営業していた。
爆竹音もさほどでもない。
そして、中国人ツアーの団体客が異常に増えた気がする。
古城の中は人ごみで大渋滞。
カレンダーでは、24日から28日まで5連休。
ネットカフェも地元の若い子で、今までで一番賑わっている。

夜、宿に帰ると、朝起きた時から停電していたが、まだ復旧していなかった。
おそらく花火が当たって、電線が切れたのだ。
なのにシャワーのお湯は出る。
きっと、昼間の強烈な日差しを利用して、温水を作っているのだろう。
見た限り、ここにガスは無い。
お茶を飲むお湯は、練炭を使って沸かしている。

そういえば、ここ麗江は、高倉健主演の映画[単騎、千里を走る。]の舞台になっているということだ。
私は観ていないし内容も知らないが 、興味のある人は是非観て、感想を教えて欲しい。

名残惜しいが、正月も一段落したようなので、次の町に明日移動することにした。
次はチベット族の住む町へ行く。

■中国*雲南省*麗江(リージャン)②

中国から、あけましておめでとうございます。

昨日はネットカフェから夜になって宿に戻った。
カフェから宿までは大通りで一区画なのだが、すっかり店が閉まっていることを忘れていた。
道は真暗。すべてのネオンが消えている。
懐中電灯も宿に置きっぱなし。
たまに通る車のライトを手がかりになんとか宿に着いた。

私は古城の裏側へ抜けた市街に宿泊しているが、といっても古城までは徒歩7分位なのだが、宿の道を挟んだ向かい側は畑になっていて、畑の向こう50mには住宅が広がっており、その向こうに山が連なっている。
宿の並びはほとんどが宿屋か店屋なので、普段はその看板が街灯代わりになっていたのだった。

宿に戻ってテレビを付けると、チャンネル23局の内半分以上で同じ番組をやっていた。
これはもう大晦日の夜はその番組を観るのが正しいってものでしょう。
日本でいう紅白歌合戦みたいな番組。
歌あり寸劇あり、会場はNHKホールより狭い感じだか、一般の参観者が楽しんでいる。
生放送らしき漢字が画面に小さく表示されている。

今まで私が泊まった宿は、よっぽど田舎意外ほぼ全てにテレビがあり、ほとんどがケーブルもしくはBS系テレビで、北京や広東、四川、ウィグルなどの番組を観ることができるが、生放送を観るのは、12月31日の紅白歌合戦的番組以来だ。
この時は、画面にLIVEと表示されていた。
だいたいテレビ番組は、ドラマかドキュメンタリー、あと料理番組はかなり参考になる。
ニュースは生かと思ったら、1日で何度も同じのをやっている。
そういえば昨日の昼間[名探偵コナン]の正月バージョン版をやっていて、わざとこちらの正月と合わせているならスバラシイと思った。
そうそう話しは戻って、中国のテレビにはほとんど生放送がない気がする。

昨日は朝からずっと爆竹鳴りっぱなしだったが、0時の5分前にそれが一段と激しくなった。
日本の花火大会での仕掛花火のような連続音が至るところで鳴っている。
そしてテレビにはデジタル時計が表示された。

あれ? 5秒遅れ?
私の携帯電話の時計より5秒近く遅れている。
私の時計は電波時計だ。
ちゃんと中国時間を選ぶメニューで中国時間にしている。
電波が届く限り、世界時間であり、誤差はないと思い込んでいる。
どちらが正しいのかわからないけど、今の私にとっては5秒はたいした差ではないので、まぁそれもありとする。

新年を迎え外を見ると、ドカンドカン花火が上がっていた。
こちらにはネオンもなく遮る建物もない。
畑の向こうで視界180度に盛大な花火!
こんな光景見たことない。
私の宿の留守番的人も私の部屋の真下で爆竹連発。
少し離れた古城方向からも、バリバリドカンピュルルルってな大騒ぎが聞こえてくる。
0時10分位まで新年を祝う火薬のお祭りが続き、次第に静かになっていった。

面白いものを観たという感動もあったけど、新年になったんだと心から思えた。


ワーパー(インターネットカフェ) 爆竹跡
ワーパー(インターネットカフェ)も正月の御飾り。
爆竹の跡。

正月お飾り漢字 正月お飾りトンパ
一般的御飾り漢字バージョン。
御飾りトンパ文字バージョン。

■中国*雲南省*麗江(リージャン)

麗江に惚れた。
麗江古城。
網の目に広がった古い石畳の道は迷路だ。
完全に迷ってしまった。
なのに不思議と安堵感。
一日中さまよい歩く。
なんて素敵な町なんだ。
この辺りに住む、納西(ナシ)族の使うトンパ文字も可愛い。

麗江古城1 古城内1 古城内2 古城内3 トンパ文字

今日は大晦日。
迷路の町を一歩出ると、ほとんどの店と宿は休業している。
朝からずっと爆竹が鳴りまくっている。
1回でおそらく1000発以上の爆竹が鳴っている。
長いものは2分位。
あちこちで絶間なく鳴っている。
大理以降、人々がなんとなく浮かれ立っている空気だった。
今日はいつもとひと味違う。
せわしないような落ち着いたような騒がしいような。。。
これが中国の大晦日ね。
私はしばらく前から、今は12月の暮れなのだとしばし錯覚することが多かった。
いやいや、こちらの正月は1月26日なのだよ、と言い聞かせても、日本の暮れの空気となんだか似ているので錯覚してしまう。

宿を3軒移された。
明日から正月休みなので、隣の宿を紹介しますと。
移動し1泊した宿も、その翌日から休むので隣に行ってと。
今、初めの宿の2軒隣りに宿泊している。
行きつけの地元民用食堂も軒並み休み。
麗江古城は世界遺産で大観光地なので、さすが食べ物屋は営業しているが、昼は軽食も出すが、夜になるとどこも自国の団体客をアテにしていて、カラオケガンガン、一人で食べれるところが無い。
困ったな。
今日の夜ご飯は、昼間店じまいをしようとしていた屋台を見付け、あわてて買ったフライドポテトをトウガラシとミントの葉であえた物の残り物。
この1ヶ月半で思い切り蓄えた脂肪で、餓死することはないだろうが、夜ご飯は当分お預けなんだろうな。

しかしこんなに惚れた町で正月を迎えられることは嬉しいことだ。
今は移動したところで宿探しに苦労するだろうから、それを理由にちょっとここに長居しちゃおうなんて考えている。

ワーパー(インターネットカフェ)はいつも通り営業している。
現地の若者で賑わっている。
店の前で爆竹鳴らしてる。

今年も残すところあと2時間半。
では皆様、中国から、良いお年を!

■中国*雲南省*大理(ダーリー)③

居心地のいい町、大理。
前回、中国とチベットのミックスと書いたが、古城から少し離れた寺がそれを表していた。
観音塘入り口 観音塘
このカラフルな旗はチベットっぽいけど、造りは中国っぽい白族風。
不思議な感じ。

大理は湖のほとりなので、ボートに乗って島に遊びに行ってきた。
上陸 アールハイの島の路地
竜宮城みたいなボートで行った島は、素敵な路地だらけ。
子供の鬼ごっこも、鬼になったら苦労しそう。


大理。
穏やかな人々、雄大な景色、情緒ある街中、どんな料理も食べれ、清潔で物価が安く、バスで20分行けば大きな街があり、気候も穏やか。
大理が好きでずっと滞在してる人達のたむろす店を覗いたが、私の居場所的な店ではなかった。
レゲエがかかり、ラスタ調。ジャマイカでもあるまいし。(日本じゃこの手の店大好きだけどね)

既に次に向かう町の情報も得たし、大洗濯も済まし、好きなパン屋も正月休みに入ったので、明日ここから170km北にある麗江に向かう。

■中国*雲南省*大理(ダーリー)②

大理ペー族自治州の中心地から、ローカルバスで20分くらい北へ行った、大理古城に居る。
大理石の生産地。
標高2025mの美しい町。
古城内はこんな所。
大理 大理古城 古城の食堂
中国とチベットがミックスされた感じ。
標高が高いところらしく、昼間の日差しが痛い、が、夜はかなり冷え込む。

中国には、時間は一つしかなく、基準は北京だ。
だから、北京よりもかなり西にある大理は、夜明けが遅い。
明るくなるのは8時頃。
だが、町の人の朝は早く、9時にはかなりの店屋がオープンしている。

白族(ペー族)の伝統的な宿に宿泊しているが、今まで、客家やトン族の伝統的建物に宿泊し、民族によってまったく造りが違うことを楽しく思う。
松祥賓館 松祥賓館中 松祥賓館の部屋から
白族(ペー族)はその名のとおり、真っ白い家に住んでいる。
鬼瓦の下には、ハスの花らしきモチーフでそれぞれの家ごとに、違った絵が描かれている。
壁の上部にも各家ごとに違った、風景であるとか物語であるとかが描かれている。
どの家も、日差しが強いのを避けるためか、東側に壁(写真真ん中)を配し、三方が居住スペース、大きな窓は中庭に向かった内側にある。
太陽熱発電をしているらしく、24時間蛇口から熱い湯も出る。
この宿には清潔なバスタブがあり、お湯をはって風呂に入れる。
今までのどの宿より実に快適。
さすが白好きな民族。清潔。しかも安い(1泊40元=560円)。
そしてこの宿の宿泊者は私だけ。

大理石の産地らしく、宿だけでなく街中にも大理石がふんだんに使われている。
城内に城はないのだが、四方の門と城壁が一部残っており、1km四方の小さな町の道は碁盤目でわかりやすい。

外国人ツーリストエリアと思われる道もあり、中華・チベット料理・洋食・和食と何でも食べれ、英語はもちろん、一部日本語も通じる。
なるほどね。
こりゃ居心地いいわ。
さすがバックパッカーの聖地。
外国人用オープンカフェ 菊屋のてんぷら
日本食を出すレストランには、情報ノートがあったので、情報料として天ぷらを食べた。
現地の食材でできる限りがんばっていることがわかり、ほとんどぶれていない味だった。
ただ、大根おろしの代わりに、刺身のツマみたいな大根が細かく切って入っていた。
大根は当たり前に入手できるけど、おろしがねが存在しないのだろう。
(たいがいこういうレストランは、日本人が教えたばかりの時は近い味になっているのだが、年月が経つうち訳のわからない味になってしまうことが多いので、ここはスゴイといえる。日本人に愛されているから、誰かがいつも指導しているのではなかろうか。)
このレストランでは、日本人の初老のご夫婦に会った。
二人で1ヶ月の旅だという。
しかも初めての長旅だと。
とても素敵なことだと思った。
初老もしくは老人の欧米人には、旅先で会うことも多いが、日本人にはほとんど会ったことが無いことを寂しく思っていた。
正月やゴールデンウィークを見る限り、日本人は旅行好きな国民であるはずなのに、ツアーコースを外れると、年寄りをまったく見かけなくなる。
いくつになっても新しいことを試み、今回は旅を選んだそのご夫婦も、楽しい旅になることを祈った。

そして今日気づいた。
正月が近づいている!
昨日までなかった赤い物を売っている屋台が今日はたくさん出ている!
屋台 金文字じい様
この雰囲気は、日本の暮れにしめ縄の屋台が出るのと似てる。
爆竹の屋台も出てる。
子供が早まって、あちこちで爆竹を鳴らしている。
私が歩いているとすぐ近くで爆竹が鳴り、えらいこっぴどく大人に怒られてた子供がいた。
人の近くでやってはいけないと、きっと子供の頃から教えるのだな。

私の元日は1月26日だ。


■中国*雲南省*大理(ダーリー)

景洪からバスで15時間かけて大理に来た。
去年は18時間だったと聞いていたが、高速道路が一部出来ていて、15時間に短縮されていた。
予感はしていたが、それを上回った。10時間トイレ休憩無し。
運転手は途中ちょこちょことバスを止めて外に出るのだけど、客が降りようとすると叱られる。
バスの中には禁煙のマークがあり、客が吸うと叱られるが、運転手は吸っている。
10時間トイレ休憩無しって、かなり地獄。
多分、客は荷物と一緒。
荷物がトイレ行ったり、タバコ吸ったりしてはいけないんだな。
最後のトイレ休憩には焦った。
だいたい1~2分しか停車しないのだが、一緒にトイレに行った隣のベッドの女性が戻ってきていないのに、バスは発車してしまった。
人数くらい確認しろよ!
驚いたけどためらってるうち、どんどんバスが加速するので、しかたない、大声で日本語で言った。
「スミマセン!隣の人まだ帰ってきてません!」
運転手はいったん振り返ったものの、無視して行こうとするので、さらに騒いだ。
「さっきトイレにいました!荷物も置きっぱなしです!」
後ろを見ると、彼女が走ってこちらに向かっているのが見えた。
「走ってきます」と後ろを指さすと、ようやく運転手もそれを確認し、バスは止まった。
恐ろしい。。。
10時間休憩無しも相当恐怖だが、置いて行かれるのはかなり恐ろしい。

今日分かったことだか、景洪~大理の寝台バスは悪評で有名らしい。

でも、それはそれは美しい広大な雲海を見た。
雲海とはよく言ったものだ。
本当に海のようだ。
ところどころの山の頂点が島に見える。
真っ白な海。
自然の美しさに、ほんの少しトイレの事を忘れて、見入った。


大理、美しい町。

宿の人にパソコン借りてるので、長くなると申し訳ないのでまた次回、大理の素敵を書きます。

■中国*雲南省*景洪(チンホン)③

なんだかこの景洪が落ち着くと思ったら、気候が暖かく天気が良いというだけではないようだ。


ゴミ掃除人の数がさほど多くない。
なのにゴミは落ちていない。
見ていると、みんなゴミをゴミ箱に捨てている。
バスの中でもそうだ。
バスの中で食べていたバナナやみかんの皮を降りてからゴミ箱に捨てている。

食堂では、最後の一粒のごはんまで残さず食べてる。
中国人はせっかちに食べちらかし残すと思っていたが、ゆっくりな私のペースと同じだ。
あの汚らしい食後の風景より、きれいな食後を見ることが多くなった。

食後の楊枝の使い方が日本人と同じ。
楊枝を持たない方の手で、口元を隠しながらしている。
そんな中国人初めて見たぞ。



今まで、日本の米と箸が違う事情に、ボロボロこぼしながら食べていたのだけど、
他の人の方がもっと汚い食べ方なので、あまり気にしていなかった。
しかし、ここではその食べ方だと恥ずかしい気になった。
女の子の食べ方をよく観察することにした。
まず、テーブルと食器と口と左手のスタンスが、私は全く違っていた。

まず、食器はテーブルの端ギリギリ手前に置く。
顔は食器の上。
利き腕じゃない方の手はひざに。
なるべく顔を食べる物に近づけて、箸で掴んだ物は素早く口へ。
骨など食べられない物は、口の中に入れ、まわりの肉を舌と歯で食べてから、手を使わずに口から直接テーブルに落とす。
骨などは、全部同じポイントに落とすテクニックがやや必要。
最後、手を添えないと食器が動いてしまうほどになって、ようやく左手登場。

真似してみると、今までより美味しく感じた。
人にジロジロ見られることもなくなった。

■中国*雲南省*景洪(チンホン)②

日本で不思議に思っていた事が中国で解決された事。


新宿西武線の駅ビルの上に巨大な100円ショップがある。
そこへ行くといつも団体の中国人が大量に買い物をしている。
ほとんど中国製品なのだから、自国で買えばいいのに、と、ずっと思っていた。

日本の100円ショップはすごい!
中国では、あんなに質の良い物を探すのに苦労する。
見た目からして悪質、触ればいっそう悪質、な物が100円以上する。

なるほどね。
ありゃ日本の目玉な買い物なのだ。

ユニクロもスゴイぞ。
ワンシーズンもちそうな服を買おうとしたら、こちらじゃ清水の舞台から飛び降りる気持ちじゃなきゃ買えないのに、あんなに安く売ってる。

秋葉原の電気製品なんて、中国人にしたらめちゃくちゃお買い得なんだろうな。
秋葉原といえば、中国人が好きそうな店の並び。
中国には、同じ商品を扱った店がズラーっと並んでいることが多いのだが、それを見て秋葉原を想像した。
中国人こういうの好きなんだな。



あと、日本に来て間もないのか、カタコトの日本語の中国人の話し方が脅迫めいてるな、と思っていた。
「いるか!いらないか!」
「やるか!やらないか!」
怒られながら言われるような何か、私やっちゃいました?

これも納得。
中国語では「いりますか?」は「要不要(ヨウプヨウ)」。
「できますか?」は「能不能(ノンプノン)」。
直訳するなら「要るか要らないか」「出来るか出来ないか」だ。
彼らは彼らなりに丁寧に聞いていたのだ。

「コレ**アルヨ」
という独特の言い方もなんとなく分かる気がする。
中国語には、て、に、を、は、がほとんどない気がする。
文章を見ていて、「てにをは」にあたる文字がほとんど無いのだ。
(独学中国語なので、間違っていたら教えてください。)



これから夕方5時半の寝台バスで大理に行く。
この道はまだほとんど高速化されていないようで楽しみだが、ひとつ問題が。
田舎道にはトイレがないのか、高速を使わないとほとんどトイレ休憩がない。
今までに田舎道を通って来たときは、だいたい5~6時間ごとに1回休憩があればいいほうだった。
今回は今まで最長の18時間の道のり。
前回、景洪に来るまでの間も耐え切れず、車掌に訴えたが、高速道路使っているにもかかわらず、一言「ない」と言われた。
確かにこの高速にはパーキングらしきものはなかった。
窓から満月にお願いしたよ。
どうか漏らさず済みますように!
こっそりビニール袋にすることも考えた。いや、こんな狭いところで絶対無理だ。
切羽詰った感じが伝わったのだろうか、それから1時間くらいして、ガソリンも入れないのにスタンドに寄ってくれ、「行っといで」って言われた。
真っ暗で電気が無いトイレだった。


明日の昼間には大理に着くだろう。
バックパッカーの聖地、大理らしいが、なにがどう聖地なのか確認したい。

■中国*雲南省*景洪(チンホン)

昆明まで凍える程寒く、思考回路も凍結しそうになったので、暖をとりに景洪まで来た。
シーサンパンナタイ族自治州の景洪はこんな所。

タイ寺1 タイ寺2 タイ村

南国だわ。
いやぁー、その暖かさにホッとした。
昼間の体感温度30℃位かしら。

昆明から景洪までは寝台バスで10時間かけて来たのだが、つまらない高速道路のおかげで、満月をたっぷり拝むことができた。
寝台バス
バスの窓側の寝台で、寝転がって空を見ると満月だった。
山ばかりで遮るものもなく、月に願い事などしながら眠ると、朝には景洪に着いた。
ミャンマーやラオスと国境を接するシーサンパンナ州はまさに南国。

しかし今は冬。
参加した熱帯原生林ツアーでは、樹木や草花が寒がってる気がした。
シーサンパンナは手付かずの原生林の多いことで有名らしいが、観光客はほとんどいない。
シーズンオフなのだ。
敦煌から来た家族と一緒だったが、私と同じく温まりにきたのだろうな。
中国語が話せれば、敦煌の情報をもっと知れたのに、敦煌は今寒いということ、酒泉という素敵な名前の町にその家族が住んでいること、しか解らなかった。
シルクロードに行ったら、酒泉には寄ろうと思っていたので、そのことは伝わっただろうと思うが、それで話は終わってしまった。

そして胃痛。
初めてインドを訪れた時もそうだった。
旅行1ヶ月くらいで、猛烈な胃痛に悩まされた。
原因はわかっている。
言葉が通じないストレス。
トイレや食べ物にはほとんどストレス感じたことがないから、言葉こそ勉強次第でなんとかなると信じ、夢を現地語で見るまでひたすら努力しなきゃなと思う。


そしてまたまた物価が安くなった気がする。
私が慣れてきて、安くて満足できるものを発見するのが上手になってきたのか、本当に安いのか、解らない。

■中国*雲南省*昆明(クンミン)

とっくに明けてますが、おめでとうございます。

陽朔での大晦日から元旦にかけては、警官がやけに多いなと感じるだけで、特に前日までと変わった様子はなかった。
皆の時計が正確ではないようで、0時頃あちこちで時差的に歓声が聞こえた。
私は部屋のテラスから通りを眺め、ときどき爆竹が派手に鳴るのを聞いていた。
テレビでは、紅白歌合戦のような番組をやってる。
美人が「北国の春」を歌っていた。
少数民族のエリアに来てから「北国の春」は大人気だ。
たぶん歌詞もそのままなのだろうな。

元日の朝、陽朔からバスを乗り継いで、元日の夕方にトン族の村に着いた。
そこで夕ごはんにトン族娘達と一緒に鍋をごちそうになり、お蔭で思い出に残る元日となった。

料理中のトン族娘
料理中の娘さん。

元旦夜の鍋
マッシュルーム、菜っ葉、山芋、鶏肉、しゅうまいらしきものが入っていて、辛いタレを付けて食べる。


三が日はその村でのんびり休養し、といっても、トン族の建築物はクギを使わない伝統的なもので、廊下は壁もなく吹きさらし。
私の部屋には窓にガラスがあって、よく見たらガラス部分はクギで止めていたので、最近つけたのだろう。
暖房は電気毛布。
非常に寒かったが、景色もよくのんびりできた。

風雨橋
この風雨橋を渡ると、私の泊まった程陽の馬鞍村。
右奥に見えるのが、私の泊まった宿。

馬鞍村
村の中。

部屋から
部屋の中から。



そしてまたバスを乗り継いで乗り継いで、雲南省の昆明に来た。

1時間ごとくらいに現れる集落に立ち寄り、その村の人を乗せるんだけど、集落ごとに衣装や髪形が変わる。
さらに進むと建物の造りが根本的に変わってくる。
木造から石造り、そしてレンガ造り。
産物も変わる。
みかん、とうもろこし、菜っ葉、サトウキビ...

しかし今中国の山間部は、急ピッチで高速道路建設が進んでいるようで、山道の途中も工事が多かった。
高速道路は私にとってはさっぱり面白くない。
景色が変わらない。
見かける人は、高速道路を歩いている地元の人だけ。
家も遠目にしか見えない。
ラッキーなことに、私の道のりは半分しか高速ができていなかった。
あと1年もしたら、あの楽しい道のりはもう辿れない気がする。

途中からつまらない高速道路に乗ってこの昆明に来たら、人の顔付きが今までとは明らかに違う。
言葉も違う。
日本人を広東語(?)でニープンと言っていたのがもうさっぱり通じず、日本人はリーブンになった。



今日は、世界遺産である石林にツアーで行ってきた。
客は中国人観光客20人と韓国人観光客2人と私。
石林は人気のツアーだからだろうか、ツアー客は皆同じホテルの宿泊客でまとめられていた。
予想とは裏腹に、村意外では、日本人の大人が満足できるまともな宿に宿泊しているのだが、こういう宿に宿泊している中国人がおもしろい。
皆個人旅行者で、女の子の一人旅は意外に多い。


今日のツアーは格段に楽しかった。
中国人にしたら物価的に考えて1泊1部屋3万円位の感覚のホテルだと思うが、たいていの人は簡単な英語の単語くらいなら言える。
「こんにちは」「はじめまして」「よろしくおねがいします」が言える人数人。
日本語で少しの会話ができる朝鮮族の人1人。

私に世話を焼いてくれた山東省から来た男性がおかしな人で、ガイドに花花公子と命名され、愛嬌のあるルックスにぴったりなおかしな行動で皆を楽しませてくれ、久しぶりに人と一緒に声をあげて笑ったことがうれしかった。

石林
花花公子が撮ってくれた私。
花花公子
中国人は写真を取る時、私からすると笑っちゃうポーズをとります。
花花公子はその典型。

リサ婆

現在無職。日本在住。
バーのママ歴
中野で4年
歌舞伎町で12年
海外旅行歴
人生の中で延べ約4年
約50ヶ国
春からカレー屋をやるべく、現在奮闘中。

!注意!お願い!
本文中、イスラム教を国教とした国の事を「イスラム国」と書いたのがたくさん出てきますが、それを書いた時点ではまだイスラム国(ダーイッシュ、ISIS)が無かったため、そのような表記になっております。
ですので本文中にある「イスラム国」は、ISISとは関係なく「イスラム教の世界」「イスラム教を国教とする国」というニュアンスでお読みください。

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